山川 世界史小辞典 改訂新版 の解説
ヒルシュ‐ドゥンカー労働組合(ヒルシュ‐ドゥンカーろうどうくみあい)
HirschDunkersche Gewerkvereine
1868年にブルジョワ的自由主義者マックス・ヒルシュとフランツ・ドゥンカー,シュルツェ・デーリッチなどにより設立されたドイツの労働組合で,イギリスの組合を模範とし,労資協調,労働者の自己救済を唱えた。その組合員数は少なく,第一次世界大戦後の再建期にも,職員,官吏の組合で若干の支持者を得たにとどまり,最盛期の1923年に23万の組合員を擁したにすぎない。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報