ヒルハタ遺跡(読み)ひるはたいせき

日本歴史地名大系 「ヒルハタ遺跡」の解説

ヒルハタ遺跡
ひるはたいせき

[現在地名]夜須町三牟田

曾根田そねだ川右岸の河岸段丘上にある弥生時代後期から古墳時代初頭の大規模な集落跡。周辺には当遺跡の集落とほぼ同時期の墓地が見つかった下町しもまち遺跡がある。昭和六三年度および平成二年度の二万五〇〇〇平方メートルに及ぶ発掘で、竪穴住居跡三九五軒が出た。特筆すべき出土品には、二二七号住居跡の南側ベッド状遺構に掘り込まれたピットから出た石英・長石斑岩製の鋳型がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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