ルクセンブルク大公国(読み)ルクセンブルク(その他表記)Luxembourg

翻訳|Luxembourg

デジタル大辞泉 「ルクセンブルク大公国」の意味・読み・例文・類語

ルクセンブルク(Luxembourg)

ヨーロッパ西部、フランスドイツベルギーに囲まれた国。正称ルクセンブルク大公国。立憲君主制。首都は同国中南部にあるルクセンブルク。住民はドイツ系が多いがフランス語も通用する。1815年大公国となり、1867年永世中立が認められた。1949年NATO北大西洋条約機構)に加盟し中立放棄。面積2586平方キロメートル。タックスヘイブンであり金融業が盛ん。人口64万(2021)。ドイツ語方言のルクセンブルク語でレツェブエシ。フランス語でリュクサンブール。



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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ルクセンブルク大公国」の解説

ルクセンブルク〔大公国〕(ルクセンブルク)
Luxemburg[ドイツ],Luxembourg[フランス]

ドイツ,フランス,ベルギーに囲まれた大公国。この地を支配したルクセンブルク家は,14世紀には神聖ローマ皇帝を出すほどに栄えたが,15世紀以来衰え,やがてこの地も外国支配下を転々とし,ウィーン会議でオランダ国王を大公とする大公国となってドイツ連邦に加盟した。1866年ドイツ連邦が解散し,この地をめぐって独仏の対立が激化すると,67年列強は永世中立を保障した。しかし2度の世界大戦ではドイツ軍の侵入を受けた。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

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