改訂新版 世界大百科事典 「ビニルエーテル」の意味・わかりやすい解説 ビニルエーテルvinyl ether 一般式CH2=CH-O-Rで表されるエーテルの総称。レッペ化学のビニル化反応によってつくられる。たとえば,アセタールを白金触媒上で加熱分解して得られるエチルビニルエーテルC2H5OCH=CH2は沸点35.7℃の液体で,鎮痛剤などに用いられる。ビニルエーテル類は容易に付加重合してポリビニルエーテルとなる。この重合体は,塗料,接着剤,繊維処理剤,可塑剤などに広く用いられる。執筆者:中井 武 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビニルエーテル」の意味・わかりやすい解説 ビニルエーテルびにるえーてるvinyl ether エーテルの酸素にビニル基が結合した構造のエーテルの総称。一般式はCH2=CH―O―R。ここでRは炭化水素基。[編集部][参照項目] | ビニル化合物 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例 Sponserd by