ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビニルタイル」の意味・わかりやすい解説 ビニルタイルvinyl tile プラスチックのタイルの一種。塩化ビニル樹脂と酢酸ビニル樹脂の共重合体 (→共重合 ) に可塑剤および安定剤を配合したものを加熱しながら練り,薄く延ばしてタイル状にしたものであるが,充填剤に石綿を含むか否かによっての区分がある。入念に製造されないと反りが起りやすく,またタイルの収縮が生じ目地がしだいに開き,開いた目地にごみなどの汚れが入り見苦しくなる。厚さ 2.0mmのものと 3.0mm (厚さの許容差±0.15mm) の2種類があり,幅×長さは 300mm× 300mmが標準である。磨耗や薬品に強く,自由に着色できる。ビルや一般家庭の床材に多く使われ,壁や天井にも使用される。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by