現代外国人名録2016 「ビルビオラ」の解説
ビル ビオラ
Bill Viola
- 職業・肩書
- ビデオアーティスト
- 国籍
- 米国
- 生年月日
- 1951年1月25日
- 出生地
- ニューヨーク
- 学歴
- シラキュース大学美術学部
- 受賞
- ドイツ・メディア・アート賞(第1回)〔1993年〕,世界文化賞(絵画部門,第23回)〔2011年〕
- 経歴
- 1972年最初のビデオテープ作品「野生の馬」を制作。ナム・ジュン・パイクらの助手を務めた。’77年カッセルの「ドクメンタ6」に出品。’80年日米友好協会の奨学金を受け、妻のキラ・ペロフと1年半日本に滞在。ソニーのビデオテクノロジーを吸収する一方、禅や能などの伝統思想・文化に影響を受け、「はつゆめ」を制作。’91年瞑想作品「ザ・パッシング/死」を発表。’93年ドイツ・メディア・アート賞受賞。’95年ベネチア・ビエンナーレにアメリカ代表として出品。’97年ニューヨークのホイットニー美術館他で大規模回顧展を開催。2003年世界巡回展「ビル・ヴィオラ:パッション/受難」が各地で大反響を呼ぶ。2005年パリのバスティーユ新オペラ座で「トリスタンとイゾルデ」のためのビデオ作品を発表。2006年東京・森美術館で「ビル・ヴィオラ:はつゆめ」を開催。他の代表作に「ラフト/漂流」(2004年)、「ビデオ礼拝所」(2012年)など。作品には生と死、再生、信仰といった宗教的、哲学的なテーマが多い。ビデオアートの第一人者といわれる。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報