ビンディン(英語表記)Binh Dinh

改訂新版 世界大百科事典 「ビンディン」の意味・わかりやすい解説

ビンディン
Binh Dinh

ベトナム中南部,クイニョンの北西20kmにある都市。人口約12万。アンニョンAn Nhonともいう。海岸に平行してのびる山地東麓に位置し,ハジャオ川に臨む。海岸から分かれて西方のプレークを経,コントゥム高原を越えてカンボジアのメコン河畔のストゥントレンへ通ずる国道19号線の通る戦略上の要地にあたる。このためベトナム戦争中しばしば付近は戦場となった。チャンパ王国の旧都ビジャヤが付近にある。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

今日のキーワード

世界の電気自動車市場

米テスラと低価格EVでシェアを広げる中国大手、比亜迪(BYD)が激しいトップ争いを繰り広げている。英調査会社グローバルデータによると、2023年の世界販売台数は約978万7千台。ガソリン車などを含む...

世界の電気自動車市場の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android