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超電導材料 ちょうでんどうざいりょう

百科事典マイペディアの解説

超電導材料【ちょうでんどうざいりょう】

超伝導材料とも書く。ある温度以下で電気抵抗が0となる,いわゆる超伝導現象(超伝導)を起こしうる材料。ニオブ・チタン(Nb-Ti)などの合金やニオブとスズ(Nb3Sn)などの化合物がある。超伝導材料の実用的な特徴として,1.損失なく大電流が流せる,2.強い磁場を発生させうる,3.永久電流が可能などがあげられ,そのためMHD発電リニアモーターカー,電力貯蔵などへの用途が開けた。また,超伝導現象を利用したエレクトロニクス素子としてはジョセフソン素子(ジョセフソン効果)がある。従来,超伝導性を保つには極低温の設備が必要であり,そのコストが難点であったが,最近,液体窒素温度程度で超伝導性を示すセラミックス材料の存在が注目を浴びている。
→関連項目チタン合金

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世界大百科事典 第2版の解説

ちょうでんどうざいりょう【超電導材料 superconductor material】

電気抵抗がない超電(伝)導状態となり,その状態を利用する材料。金属は電気の良導体であるから,送電線マグネットのコイルなどの導電材料として広く使用されている。良導体といっても電気抵抗が0ではないので,電流を流せば電圧降下が生じ,その分の電気エネルギーは熱に変わる。送電線の場合にはこの熱は大気中に放散し,送電損となる。また,マグネットで強い磁界を作ろうとして大電流を流すと,大きな発熱を生じ,そのために大きな電源設備と冷却装置が必要となる。

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