20世紀西洋人名事典 「ピエールルイス」の解説
ピエール ルイス
Pierre Louÿs
1870 - 1925
フランスの詩人。
ガン(ベルギー)生まれ。
ジッド、バレリーと交わり、同人誌「コンク」を創刊、詩人として注目される。散文叙情詩「ビリティスの唄」(1894年)、「詩集」(1916年)で名を博すが、35歳のとき大病となり、ほとんど盲目となる。また、小説家としても優れ、「アフロディット」(1896年)が出世作となる。その他の作品に小説「女と人形」(1898年)、風刺小説「ポゾール王の冒険」(1901年)、短編集「紅殻」(’03年)などがある。「日記」(’29)は死後に発表された。義父は高踏派の詩人エレディア。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報