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高踏派 こうとうは Parnassiens

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

高踏派
こうとうは
Parnassiens

19世紀後半フランスにおいて,ルコント・ド・リールを中心に興った詩の流派。マンデスの『幻想雑誌』 La Revue fantaisiste (1861創刊) など,いくつかの雑誌を中心として,ロマン派の過度の情熱と安易な感傷に対する反動として生れたもので,その呼称は詩選集『現代高踏詩集』 Le Parnasse contemporain (第1巻,66) に由来する。

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デジタル大辞泉の解説

こうとう‐は〔カウタフ‐〕【高踏派】

《〈フランス〉Parnassiens》19世紀後半のフランスの詩人の一派。ロマン派の主情的な詩風に対し、実証主義の影響下に、客観的・絵画的な詩格と形式上の技巧を重んじた。ルコント=ド=リールゴーチエベルレーヌなど。日本には、上田敏の訳詩集「海潮音」によって紹介された。パルナシアン

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百科事典マイペディアの解説

高踏派【こうとうは】

エコール・パルナシアンの訳。19世紀後半のフランスで《現代高踏詩集》に集まった詩人,ルコント・ド・リールゴーティエらをいう。〈芸術のための芸術〉の気質と実証精神との総合を目ざす。
→関連項目エレディア海潮音コペシュリ・プリュドムバンビルフランスマンデスモデルニスモランボーレニエ

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世界大百科事典 第2版の解説

こうとうは【高踏派】

エコール・パルナシアンl’école parnassienneの,上田敏による訳語で,〈詩華集《現代高踏詩集Le Parnasse contemporain》に結集した詩人たち〉の意。19世紀の半ば,フランス・ロマン派内にあって七月革命の挫折以後〈芸術のための芸術〉を唱道したゴーティエ二月革命の挫折を機に政治を断念して芸術に沈潜したルコント・ド・リールの下に多くの青年詩人が結集し,新詩人の糾合を標榜してこの詩華集が刊行された。

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大辞林 第三版の解説

こうとうは【高踏派】

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

高踏派
こうとうは
Le Parnasse

19世紀後半フランスの一詩派。ロマン派の主情的詩風に異を唱え、当時流行の実証主義の影響下に、没個性、不感無覚の精神に支えられた客観的、絵画的詩格の創造と音韻等詩形式上の技巧の錬磨を目ざした。ゴーチエを先駆者とし、ルコント・ド・リール、バンビルを師として、マンデス、プリュドムコペーエレディアそれぞれ特異な個性の詩人たちがこの派に数えられる。彼らはマンデスの『幻想派評論』(1861)、リカールの『進歩評論』(1863~64)、『芸術』(1865~66)などに拠(よ)って文学活動を展開した。1866年ルメール書店から『現代高踏詩集』第1集が刊行され、ボードレール、マラルメ、ベルレーヌらが名を連ねるこの詩集により、詩派としてのまとまりを示すに至った。「パルナス」とは詩神(ミューズ)にゆかりの深いギリシアの山パルナッソスの仏語名である。『現代高踏詩集』は71年、76年にも続刊をみた。またこの派の詩人たちを集めたビヤール夫人のサロンも忘れがたい。[遠山博雄]
『ピエール・マルチノ著、木内孝訳『高踏派と象徴主義』(1969・審美社)』

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世界大百科事典内の高踏派の言及

【フランス文学】より

…ゾラの周辺の〈自然主義〉の小説家として,ゴンクール兄弟,モーパッサン,ドーデがあげられる。 一方,詩の世界では,ルコント・ド・リールを中心とする〈高踏派〉が,造形的なイメージの客観性のもとに感情を暗示的に包み隠す〈不感無覚〉の詩法を標榜し,〈ロマン主義〉の主観性の克服を目ざした。かつては〈ロマン主義〉の同調者だったゴーチェなども,〈高踏派〉に共鳴したが,ボードレール《悪の華》の出現とともに,フランスの詩は〈象徴主義〉の方向へ向かい始める。…

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