20世紀西洋人名事典 「ピエールワイス」の解説
ピエール ワイス
Pierre Weiss
1865.3.25 - 1940.10.24
フランスの物理学者。
元・チューリヒ工科大学教授,元・ストラスブール大学教授。
ミュルーズ生まれ。
チューリヒ工科大学、高等師範学校に学び、磁気の研究を行う。1902年チューリヒ工科大学教授。’18年ストラスブール大学物理学教授兼同大付属物理学研究所所長。’07年強磁性体の分子内には自発磁化を生ずる分子が存在することを、磁区を仮定して強磁性を説明した。’11年には常磁性体の磁気モーメントは原子の一定の磁気モーメントの整数倍であることを証明し、この単位量を磁子と名付けた。又、キュリーの法則を拡張し、キュリー-ワイスの法則を導いた。著書に「Le magnétisme」(’26年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報