ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピュッター」の意味・わかりやすい解説
ピュッター
Pütter, Johann Stephan
[没]1807.8.12. ゲッティンゲン
ドイツの国法学者。マールブルク,ハレ,イェナの諸大学に学んだのち,ウェッツラルの帝国 (最高) 法院などで法の実務を身につけ,1746年以来ゲッティンゲン大学教授。ドイツの帝国法,国家法,訴訟法などを講じて,多くの法律家,外交官,官僚を養成。モンテスキューをはじめフランス啓蒙思想家の影響も受けたが,特に法制研究における歴史的方法は,F.サビニーらの歴史学派に刺激を与えた。主著『ドイツ帝国国制の発展』 Entwicklung der heutigen Staatsverfassung des Teutschen Reichs (3巻,1786~87) 。
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