ファジー君(読み)ファジークン

とっさの日本語便利帳 「ファジー君」の解説

ファジー君

会社ともつかず離れず、チャンスがあれば能力を出しきるけれど同僚とセコイ競争はしない(上昇志向も希薄)、社会的関心もほどほどにもっている、都市化・情報化に柔軟に対応する能力がある、流行ファッションにも対応、要するに生活の快適さをマキシマムにする方法を身につけていて、しなやかに身を処す。順応も巧みだけれど転身もすばやい。これが「今時の若者描像である。この描像を表現することばが「ファジー君」で、新人類の次の世代とされている。ファジーとはあいまいさを意味している。物理・生理現象には、常にゆらぎ・あいまいさがつきまとい、人間の意識と行動も例外ではない。こうしたゆらぎ・あいまいさを前提にした家電製品も登場し始め、人間に優しくなじむ機器と宣伝されている。つまり「自然っぽい」機械なのだ。ファジー君はこうした自然さ、いいかげんさを抑圧することなく行動しようとしている。

出典 (株)朝日新聞出版発行「とっさの日本語便利帳」とっさの日本語便利帳について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む