ファロイジン

化学辞典 第2版 「ファロイジン」の解説

ファロイジン
ファロイジン
phalloidin

C35H48N8O11S(788.87).タマゴテングタケAmanita phalloides,シロテングタケA.vernaに含まれる毒性の環状ヘプタペプチド.六水和物は融点280~282 ℃.+55.7°(メタノール).アルコール類,ピリジンに可溶,水,ほか有機溶媒に難溶.細胞骨格であるミクロフィラメントアクチンと結合してその脱重合を阻害し,おもに肝臓に強い病変を起こす.LD50 2 mg/kg(マウス,腹腔内).[CAS 17466-45-4]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

栄養・生化学辞典 「ファロイジン」の解説

ファロイジン

 タマゴテングタケから得られる有毒ペプチド.7分子のアミノ酸でできた環状ペプチド.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android