フィアワルトシュテッター湖(読み)フィアワルトシュテッターコ(その他表記)Vierwaldstätter See

デジタル大辞泉 の解説

フィアワルトシュテッター‐こ【フィアワルトシュテッター湖】

Vierwaldstättersee》スイス中部の湖。ドイツ語で「四つの森の州の湖」を意味し、ルツェルンウンターワルデン(現在はオプワルデン準州とニトワルデン準州)、シュウィーツウリの4州にまたがる。湖岸は複雑に入り組み、ルツェルン湖、キュスナハト湖、アルプナッハ湖、ウリ湖に分割される。主な都市は北西岸のルツェルン。フィアバルトシュテッター湖。

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関連語 ルツェルン

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

フィアワルトシュテッター湖
ふぃあわるとしゅてったーこ
Vierwaldstätter See

スイス連邦最古の4州、すなわちウリ、シュウィーツ、ウンターワルデン、ルツェルンの4州に囲まれる湖で、湖名は「四州湖(ししゅうこ)」の意。面積114平方キロメートルはスイス第4位。湖面標高434メートル、最大水深214メートル。湖岸は屈曲に富み、ルツェルン湖、キュスナハト湖、アルプナッハ湖、ウリ湖に分割される。周囲にはリギ山(1798メートル)、ピラトゥス山(2129メートル)、ビュルゲンシュトック山(1128メートル)、ミーテン山(1899メートル)など眺望のよい山々があり、この付近には連邦史に名の残る史跡の地(リュトリ、テルスプラッテ、テルスカペレなど)があるうえ、景観の優れることと相まって、スイスでは観光客がもっとも多い地域の一つである。

[前島郁雄]


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