20世紀西洋人名事典 の解説
フィオレンツァ コッソット
Fiorenza Cossotto
1935.4.22 -
イタリアのメゾ・ソプラノ歌手。
クレシェンティーノ生まれ。
エットーレ・カンポガリアーニに師事し、1955年にミラノ・スカラ座で「マノン・レスコー」を歌ってデビューした。’61年にジュリエッタ・シオミナートの代役で歌い評判となり、’62年にローマで「アイーダ」のアムネリスを歌って大成功をおさめた。世界各地の主要劇場に招かれ、また、マリア・カラスと共演し、シオミナート引退後は名実共にイタリアを代表する歌手となった。豊かな低音から美しく響く高音までなめらかにつながった声質を持ち、劇的表現や演技力にも定評がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報