フィラエ島(読み)フィラエトウ

デジタル大辞泉 「フィラエ島」の意味・読み・例文・類語

フィラエ‐とう〔‐タウ〕【フィラエ島】

Philae》エジプト南部の都市アスワンを流れるナイル川の中にある島。古代エジプトの女神イシス聖域であり、プトレマイオス朝時代から古代ローマ帝国時代にかけて、フィラエ神殿イシス神殿)やハトホル神殿が築かれた。しかし、アスワンダムの完成によって半水没した。さらに、アスワンハイダムが完成すると完全に水没するため、ユネスコ主導のもと、神殿など遺跡のすべてが500メートル離れたアギルキア島に移築された。現在はこの島をフィラエ島と呼んでいる。1979年、「アブシンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」として世界遺産(文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む