フィラエ島(読み)フィラエトウ

デジタル大辞泉 「フィラエ島」の意味・読み・例文・類語

フィラエ‐とう〔‐タウ〕【フィラエ島】

Philae》エジプト南部の都市アスワンを流れるナイル川の中にある島。古代エジプトの女神イシス聖域であり、プトレマイオス朝時代から古代ローマ帝国時代にかけて、フィラエ神殿イシス神殿)やハトホル神殿が築かれた。しかし、アスワンダムの完成によって半水没した。さらに、アスワンハイダムが完成すると完全に水没するため、ユネスコ主導のもと、神殿など遺跡のすべてが500メートル離れたアギルキア島に移築された。現在はこの島をフィラエ島と呼んでいる。1979年、「アブシンベルからフィラエまでのヌビア遺跡群」として世界遺産(文化遺産)に登録された。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む