フィロクラデン

化学辞典 第2版 「フィロクラデン」の解説

フィロクラデン
フィロクラデン
phyllocladene

C20H32(272.47).フィロクラダン骨格をもつ四環性ジテルペン.最初にゼンマイOsmunda asiaticaから単離された.イヌマキPodocarpus macrophyllus,コウヤマキSciadopitys verticillataをはじめ,多くのマキ科植物の精油に含まれている.カウレン立体異性体無色の板状晶.融点98 ℃.+15.8°(クロロホルム).1.512.酸性二重結合が移動してイソフィロクラデンに異性化する.[CAS 469-86-3]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android