デジタル大辞泉 「フェシュテティッチ宮殿」の意味・読み・例文・類語 フェシュテティッチ‐きゅうでん【フェシュテティッチ宮殿】 《Festetics-kastély》ハンガリー西部の町ケストヘイにあるバロック様式の宮殿。17世紀にクロアチアから移住した貴族フェシュテティッチ家により、18世紀半ばに建造された。約9万冊の蔵書を誇るヘリコン図書館、18世紀から19世紀にかけての調度品や装飾武器を展示するヘリコン宮殿博物館、かつての馬小屋を利用した馬車博物館などがある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
世界の観光地名がわかる事典 「フェシュテティッチ宮殿」の解説 フェシュテティッチきゅうでん【フェシュテティッチ宮殿】 ハンガリーのバラトン湖近くの町ケストハイにある宮殿。白亜の美しい宮殿で、同国で4番目の大きさを誇っている。ケストハイの礎(いしずえ)を築いたフェシュテティッチ・クリシュトフが1745年に建設し、1887年に完成した。宮殿は庭園を囲んでU字型をしていて、この42haの庭園はフランス式とイギリス式がミックスした美しいものである。宮殿内は101室あるサロンのうち、16室を見学でき、所蔵されている数多くの家具や美術品は17世紀以降にイギリスやドイツ、北イタリアなどから寄せられた逸品である。また、ヘリコン図書館の蔵書には、シルヴェスター・ヤーノシュ訳の新約聖書など稀少なものが多い。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報