2000年に登録された世界遺産(文化遺産)で、ロシア北西部のヴォログダ州に位置する、聖フェラポントフにより1398年に創建されたロシア正教の修道院と関連建造物。フェラポントフは、1447年にセルギエフ・ポサドのトロイツェ・セルギー大修道院(世界遺産)の修道院長になった聖職者である。フェラポントフの修道院は、彼の死後、ロシア公国のイワン3世の一族によって保護され、1490年にはレンガ造りのロジェストヴェンスキー聖堂が建設された。この聖堂の内部には、15世紀末に活躍したロシアのイコン画家ディオニーシーと息子の壁画(フレスコ画)が残されている。◇英名はEnsemble of the Ferrapontov Monastery