改訂新版 世界大百科事典 「フォルヌレ」の意味・わかりやすい解説 フォルヌレXavier Forneret生没年:1809-84 フランスの作家。ボーヌ生れ。いわゆる小ロマン派(プチ・ロマンティック)の一人として,反ブルジョア的な奇矯な態度を示しながら,不遇な生涯を送る。《題名なし》,《韻文でも散文でもない蒸気》(ともに1818)のような作品には,残酷趣味やアイロニーがこめられている反面,天上的なものへのあこがれが表れてもいる。長く忘れられた存在だったが,ブルトンらに注目されて以来,徐々に再評価がなされるようになった。執筆者:巖谷 國士 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by