フゴ(その他表記)Hugo a St. Victore

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フゴ」の意味・わかりやすい解説

フゴ[サン・ビクトル]
Hugo a St. Victore

[生]1096. ザクセン,ハルティンガム?
[没]1141.2.11. パリ
スコラ哲学者,神学者。パリのサン・ビクトル大修道院で研究,教育に従事,1133年から死ぬまで学院長をつとめサン=ビクトル学派興隆に導いた。神との合一を究極の目標としながらも世俗的学問をこの目標にいたるために必須のものとして積極的に評価。教育的見地に立つ一種百科全書『学習論』 Didascalionで,種々の学を理論的,実践的,機械的,論理的の4つに分類。教義神学上の主著『キリスト教信仰の秘跡について』 De sacramentis Christianae fideiは 13世紀のスンマの先駆とされるほか,寓意的,神秘的な聖書解釈,ディオニュシオス偽書注解などがある。

フゴ[クリュニー]
Hugo Cluniensis

[生]1024. ブルグンド
[没]1109.4.28/29. クリュニー
フランスのクリュニー大修道院第6代院長。 1038年同修道院に入り,49年より 60年間院長をつとめ,その全盛期をなした。教皇庁より重用されてたびたび重要な役割をになった。 1120年列聖。

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普及版 字通 「フゴ」の読み・字形・画数・意味

【布】ふご

分散する。

字通「布」の項目を見る

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世界大百科事典(旧版)内のフゴの言及

【つぐら】より

…イヅミは飯詰の意である。秋田ではイヅミ,青森・岩手ではイヅコ,エジコ,信州北部から越後にかけてはツグラ,フゴ,佐渡ではコシキ,東海地方ではエジメ,クルミ,三重県ではヨサフゴという。イヅミは多く中部地方から東北地方の寒い地方で使われている。…

※「フゴ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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