フベルトゥス(その他表記)Hubertus

改訂新版 世界大百科事典 「フベルトゥス」の意味・わかりやすい解説

フベルトゥス
Hubertus
生没年:655ころ-727

マーストリヒト,のちリエージュの司教で聖人。伝説によれば,世俗の貴族であったが,復活祭の日に狩りに行ったところ,一頭の鹿の角の間に十字架を幻視し改心したという(古代ローマの殉教聖人エウスタキウスの同様の伝説からの借用)。以後アルデンヌ地方での布教に努めた。狩人,山林官などの守護聖人で,狂犬病を鎮めるとされる。美術作品では,犬や鹿を連れた狩人または司教としてあらわされ,伝説から十字架を幻視する場面,司教に就任する場面などが表現される。祝日は11月3日。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のフベルトゥスの言及

【エウスタキウス】より

…生涯の逸話の中では狩猟中の幻視がもっとも好んで表現される。中世末期以降,同様の伝説をもつフベルトゥスがしだいに崇敬されるようになり,エウスタキウスの美術表現は少なくなってゆく。祝日は9月20日。…

※「フベルトゥス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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