フラサバソウ(読み)ふらさばそう

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フラサバソウ」の意味・わかりやすい解説

フラサバソウ
ふらさばそう
[学] Veronica hederifolia L.

ゴマノハグサ科(APG分類:オオバコ科)の越年草。全体の形態オオイヌノフグリに似ているが、花冠は淡青紫色で径2~2.5ミリメートルと小さく、種子は1~4個あり、大きい。ヨーロッパ、アフリカ原産で長崎に帰化するが、ほかではまれである。名は、日本に野生化しているのを発見、報告したフランスの学者フランシェAdrien René Franchet(1834―1900)とサバチエPaul A. L. Savatier(1830―1891)を記念したもの。

[久保多恵子 2021年8月20日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む