デジタル大辞泉 「フラスカーティ」の意味・読み・例文・類語 フラスカーティ(Frascati) イタリアの首都ローマ南東部、カステリロマーニ地方の町の一。町の名を冠した白ワインの産地として有名。16世紀末から17世紀初頭にかけて枢機卿すうききょうピエトロ=アルドブランディーニの別荘として建てられたビラアルドブランディーニがあり、マニエリスム建築の傑作として知られる。ほかに、紀元前6世紀の貯水池、紀元前1世紀の野外劇場などの遺跡がある。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「フラスカーティ」の意味・わかりやすい解説 フラスカーティふらすかーてぃFrascati イタリア中部、ラツィオ州ローマ県の都市。人口1万9303(2001国勢調査速報値)。ローマ南東21.5キロメートル、アルバーノ山地北西斜面の標高320メートルの地に位置する。有名な白ぶどう酒の産地。16世紀以降、ローマの貴族の避暑地となり、ビッラ・アルドブランディーニをはじめとして由緒ある別荘が多くみられる。[堺 憲一] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例