20世紀西洋人名事典 の解説
フランシス・オットー マシーセン
Francis Otto Matthiessen
1902 - 1950.4
米国の文芸評論家。
元・ハーバード大学教授。
カリフォルニア州生まれ。
T.S.エリオット、ヘンリ・ジェイムズの研究家として有名。イェール大学の講師を経て、1942〜50年ハーバード大学の文学と史学教授。文学を、その表現形式に緻密な注意を払いながら、一方で文化や社会という広い文脈の中でとらえようと努め、進歩的ですぐれた批評家と称されながら、第二次大戦後、非米活動調査委員会に喚問され自殺。著書「T.S.エリオットの達成」(’35年)、「アメリカン・ルネサンス」(’41年)、評伝「ドライサー」(’51年)、評論「批評家の責任」(’52年)。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報