フランシスカン変成帯(読み)フランシスカンへんせいたい

最新 地学事典 「フランシスカン変成帯」の解説

フランシスカンへんせいたい
フランシスカン変成帯

Franciscan metamorphic belt

北米西岸の海岸山脈に南北1,600km・東西120kmに広がるフランシスカン帯(Franciscan complex)のうち高圧変成岩が分布する地帯。含ローソン石変成砂岩,含ひすい輝石変成砂岩,青色片岩,エクロジャイトなどで構成。一般に,東部帯(ヨーラボリー地帯など)と中央帯が高圧変成帯に相当し,付加体である海岸帯(キングレンジ地帯,海岸地帯,イェイガー地帯)とは区別される。中央帯はメランジュが卓越し,高圧変成砂岩(パンペリー石・ローソン石・あられ石を含む)中には数十m以下のエクロジャイト,ざくろ石角閃岩,ざくろ石青色片岩,蛇紋岩,チャート,緑色岩などが異地性岩塊として散在する。メランジュを構成する白亜紀後期の高圧変成砂岩と比べ,エクロジャイト岩塊やざくろ石角閃岩岩塊はジュラ紀後期の変成年代を示す。東部帯は白亜紀前期に形成され,ローソン石青色片岩相の変成作用を被った整然層を主とし,変成グレイワッケ砂岩にはひすい輝石と石英鉱物共生が出現する。変成岩に伴う蛇紋岩の起源は,沈み込み帯変成作用を被ったもの,ジュラ紀の海岸山脈オフィオライト断片をなすものなど複数ある。

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参照項目:沈み込み帯変成作用

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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