20世紀西洋人名事典 「フランソワデュバリエ」の解説
フランソワ デュバリエ
François Duvalier
1907.4.14 - 1971.4.21
ハイチの政治家。
元・ハイチ終身大統領。
アメリカで医学を学び、保健大臣などを務めた後、1957年にアメリカと軍の支持を得て大統領に当選した。その後議会を解散し、無投票で再選され、’62年には終身大統領を宣言して、反対制派を弾圧した。「トントン・マクート」と呼ばれる秘密警察を作り、暗殺、脅迫を繰り返して、「パパ・ドック」と異名を取り恐怖政治を続けた。’71年に健康を害し、議会に圧力をかけて、20才に達していない息子ジャン・クロードを最年少の大統領に就任させた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報