20世紀西洋人名事典 の解説
フラーンシス・スコット・キー フィッツジェラルド
Francis Scott Key Fitzgerald
1896.9.24 - 1940.12.21
米国の小説家。
ミネソタ州セント・ポール生まれ。
プリンストン大学中退。1920年処女作「天国のこちら側」で戦後世代の共感を呼ぶ。同年美貌のゼルダと結婚。’20年「フラッパーと哲学者」、’22年「ジャズ時代の物語」等を次々と発表しジャズ時代の人気作家となり「スコット王子とシンデレラ・ゼルダ」の華麗なる浪費生活を送る。生活の混乱、制作上のジレンマの後’25年代表作となる「偉大なギャツビー」を完成。その後妻の発狂、アルコール中毒に苦しみながら’34年「夜はやさし」、’36年「破壊の記」を執筆するが不評。ハリウッドでシナリオ作家となり不遇の日々を過ごし心臓発作で死亡。’41年未完の長編「最後の大君」が出版される。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報