20世紀西洋人名事典 「フリッツ・フォンウーデ」の解説
フリッツ・フォン ウーデ
Fritz von Uhde
1848.5.22 - 1911.2.25
ドイツの画家。
ザクセンのヴォルケンブルク生まれ。
ドレスデン美術学校に学び、のちにパリでハンガリー出身のムンカーチに師事、クールベ風写実を志すが、1880年以降マックス・リーバーマンの影響を受け外光派に転じ、背景の窓からの光を巧みに使った室内情景の描写を得意とする写実的作風を確立。’84年より宗教的主題をも手がけ、「幼な児を我がもとに来らせよ」(’84年)、「主よ、来たりませ」(’85年)、「最後の晩餐」(’86年)、「聖夜」(’88〜89年)などがある。ミュンヘンで没。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報