20世紀西洋人名事典 の解説
フリードリヒ デュレンマット
Friedrich Dürrenmatt
1921.1.5 - 1990.12.14
スイスの劇作家,小説家。
ベルン州生まれ。
ベルン郊外の新教派牧師の家庭に生まれる。チューリヒやベルンの大学で文学、哲学、自然科学を学び、一時、犯罪小説や劇評を書いていたが、「ロムルス大帝」(1949年)、「ミシシッピ氏の結婚」(’52年)、「天使バビロンに来る」(’54年)等の喜劇を発表し注目を浴びた。悲喜劇「貴婦人故郷に帰る」(’56年)、喜劇「物理学者たち」(’61年)で世界的な劇作家となった。マックス・フリッシュと並ぶ第二次大戦後のスイス文学を代表する作家であり、その他放送劇、小説、旅行記もある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報