フルオロ酢酸(読み)フルオロサクサン

化学辞典 第2版 「フルオロ酢酸」の解説

フルオロ酢酸
フルオロサクサン
fluoroacetic acid

monofluoroacetic acid.C2H3FO2(78.04).CH2FCOOH.熱帯産アカネ科やマメ科植物から見いだされている有毒成分.ヨード酢酸メチルをフッ化銅またはフッ化水銀と加熱するか,クロロ酢酸メチルをフッ化カリウムと加熱して得られたエステルを,加水分解して合成する.針状晶.融点33~34 ℃,沸点164~165 ℃.きわめて毒性が強く,全身けいれんや心臓障害を起こす.ヒトでの最少致死量は2~5 mg/kg(経口).[CAS 144-49-0]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む