20世紀西洋人名事典 の解説
フレデリック・ウィンスロー テイラー
Frederick Winslow Taylor
1856 - 1915
米国の機械技師,経営学者。
テーラー・システムと呼ばれる科学的管理法を生み出し、「科学的管理法の父」と称せられる。1875年ミッドベール製鉄所に一労働者として入社し、8年間で技師長に昇進した。1883年に夜学で工学博士の学位を取得。1885年にアメリカ機械技術師協会に入会し、管理研究に関心を持った。1890〜1893年にペーパー・ファイバー会社の総支配人を務め、1898〜1901年にはベツレヘム製鉄所で工場管理の研究に従事した。晩年はコンサルタントとして科学的管理法の普及に務めた。主著に「工場管理論」(’03年)、「科学的管理の原理」(’11年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報