20世紀西洋人名事典 「フレデリックサンガー」の解説
フレデリック サンガー
Frederick Sanger
1918.8.13 -
英国の生化学者。
ケンブリッジ大学分子生物学研究所部長。
グロスターシャー・レンドクーム生まれ。
医者の息子として生れた。1943年リシンの代謝の研究で、ケンブリッジ大学より博士号を取得した。タンパク質の構造研究にジニトロフェニル法を導入し、インシュリンのアミノ酸の配列順序を決め、化学構造を決定した。’61年ケンブリッジ大学分子生物学研究所部長に就任した。’73、’75年核酸のヌクレオチド配列決定法を考案、77ファージøX147の塩基配列を決定した。’58年と’80年にノーベル化学賞を受賞した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報