フロン代替化合物(読み)フロンだいたいかごうぶつ(その他表記)alternatives to chlorofluorocarbons

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フロン代替化合物」の意味・わかりやすい解説

フロン代替化合物
フロンだいたいかごうぶつ
alternatives to chlorofluorocarbons

国連環境計画 (UNEP) が採択した「オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書」 (1989年1月発効,同年7月規制開始) で年間使用量の削減を指定した5種類の特定フロン (フロン 11,12,113,114,115) の代替品として,同じ機能を持つ化合物。特定フロンは,炭素フッ素塩素から成る化合物で,半導体部品の洗浄,冷蔵庫,エアコンの冷媒,ウレタンフォームの発泡剤,エアゾールの噴射剤など幅広く使われている。代替品には,溶解力,蒸発潜熱,浸透性,断熱性が高いこと,また低毒性,不燃性など用途に応じた性能が要求される。早期対応として,特定フロンを炭化水素系の溶剤などにより希釈するフロン削減型混合溶剤や,フロン 123,134aなどオゾン破壊係数の低い規制対象外の代替フロンの実用化,長期対策として,オゾン破壊のない脱フロン品の開発が進められている。フロンの回収再利用,洗浄を必要としないソルダーペーストの開発,ゴム復元力式スプレー缶など,代替品を用いない対応法の開発も盛んに行なわれている。

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