モントリオール議定書(読み)モントリオールぎていしょ

共同通信ニュース用語解説 「モントリオール議定書」の解説

モントリオール議定書

大気上空にあって人体に有害な紫外線を吸収するオゾン層を保護するため、1987年に採択された国際条約。オゾン層を破壊するフロンなどの化学物質製造や使用を段階的に全廃することを定めた。先進国に対して発展途上国より早い時期の全廃を求めたほか、先進国が拠出して途上国の取り組みを支援する基金も作られた。数年置きに改正して規制を強化している。日本を含む197の国と地域が批准。事務局はナイロビ国連環境計画(UNEP)にある。

更新日:

出典 共同通信社 共同通信ニュース用語解説共同通信ニュース用語解説について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「モントリオール議定書」の意味・わかりやすい解説

モントリオール議定書
モントリオールぎていしょ

(1) 正式名称「ハーグで改正されたワルシャワ条約を改正するモントリオール第四議定書」。1975年9月カナダのモントリオールで開催された「ワルシャワ条約改正外交会議」で採択。1955年ハーグ改正ワルシャワ条約の規定中,貨物運送と郵便運送に関する条項を改正したもの。(→ワルシャワ国際航空運送条約
(2) →オゾン層を破壊する物質に関するモントリオール議定書

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報