山川 世界史小辞典 改訂新版 「フロータ」の解説
フロータ
flota
1564~66年以後,スペインとアメリカ植民地の間に設けられた二つの護衛船団のうち,メキシコのアカプルコに向かうものがフロータと呼ばれた。もともとは「艦隊」の意味。毎年春に航海して,アカプルコで積み荷をおろし,銀を積み込んでから,パナマ地峡に向かったもう一つの船団ガレオネス(ガレオン)とキューバのハバナで翌年3月に合流し,スペインに帰航するのが決まりだった。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報