フロータ(その他表記)flota

山川 世界史小辞典 改訂新版 「フロータ」の解説

フロータ
flota

1564~66年以後,スペインとアメリカ植民地の間に設けられた二つの護衛船団のうちメキシコアカプルコに向かうものがフロータと呼ばれた。もともとは「艦隊」の意味。毎年春に航海して,アカプルコで積み荷をおろしを積み込んでから,パナマ地峡に向かったもう一つの船団ガレオネス(ガレオン)とキューバハバナで翌年3月に合流し,スペインに帰航するのが決まりだった。

出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報

世界大百科事典(旧版)内のフロータの言及

【銀】より

…この大量の銀はスペインの船団によって本国へ運ばれた。4,5月に本国を出帆してメキシコ(ヌエバ・エスパーニャ)に向かうフロータと,8月に出帆してカリブ海沿岸(ティエラ・フィルメ)に向かうガレオネスの2船団,60~100隻くらいが就航していた。両船団ともアメリカで冬を越し,翌年春ハバナに集結して帰航した。…

※「フロータ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む