ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フーシュン炭田」の意味・わかりやすい解説 フーシュン(撫順)炭田フーシュンたんでんFushun coal field 中国リヤオニン(遼寧)省東部,フーシュン(撫順)特別市にある炭田。地質は古第三紀始新世から漸新世にわたる撫順層で,主要可採炭層は 1枚であるが,平均層厚 40m,最大 120mで 30km2に及んでいる。炭質は粘結性ないし不粘結性の瀝青炭,埋蔵量 140億t。炭層の上層にオイルシェールが存在し,乾留して石油が採取できる。主要炭鉱はフーシュン炭鉱で,東,西,南の露天掘り鉱区と老虎台,勝利,竜鳳,任旗などの坑内掘り鉱区からなる。付近では石炭およびオイルシェールを原料とした重化学工業が発達している。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by