ブダペスト覚書

共同通信ニュース用語解説 「ブダペスト覚書」の解説

ブダペスト覚書

1991年末のソ連崩壊後、世界3位の核保有国となったウクライナが国内に残った核兵器を放棄する代わりに同国の独立主権領土を尊重し、安全保障を約束することをロシアや米英が確認した文書。94年12月、ハンガリーの首都ブダペストで署名。ウクライナはこれにより非核保有国として核拡散防止条約(NPT)に加盟した。覚書には、ウクライナ側の求めた法的拘束力は伴わなかった。違反行為などが生じた際の協議枠組みも担保されているが、機能していない。(キーウ共同)

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