20世紀西洋人名事典 「ブラートオクジャワ」の解説
ブラート オクジャワ
Bulat Shalvovich Okudzhava
1924.5.9 -
ソ連の詩人,小説家。
モスクワ生まれ。
18才で学徒兵として第二次大戦に従軍し、復員後教員として生活を送っていたが、1956年「叙情詩」という詩集でデビューした。テーマは戦争や日常生活の哀愁をうたった叙情詩が多く、自作詩をギターを引きながら朗読する吟遊詩人的なところがあった。代表作に「陽気な鼓手」(’64年)、「心ひろき三月」などがあり、また小説「少年兵よ、達者で」(’61年)などは戦争体験を綴ったものであり、以後歴史小説に情熱を捧げ「哀れなアブラシーモフ」などの作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報