ブリティッシュカウンシル(英語表記)British Council

翻訳|British Council

デジタル大辞泉 の解説

ブリティッシュ‐カウンシル(British Council)

英国の公的な国際文化交流機関。諸外国での英語教育支援や文化交流などを行う。1934年設立。本部ロンドン

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改訂新版 世界大百科事典 の解説

ブリティッシュ・カウンシル
British Council

英国文化振興会。海外におけるイギリス文化の普及と英語教育の促進を目的とするイギリスの公的機関。1930年代初頭,枢軸国ドイツ,イタリア両国の中近東における活発な文化活動に触発されて,民間人の提唱により34年設定され,40年勅許状により法人格を与えられた。政府から全面的な資金援助を受けているが,政府から独立した機関で,各界の代表から構成される理事会の下に運営される。ロンドンの本部を中心に,国内各地と海外81ヵ国(1984年現在)に置かれた122の支部と協力して,多彩な文化交流活動を行う。すなわち,(1)海外での英語教育と英語教師の育成事業,(2)高度の学術交流,選抜された外国人学生のイギリスの高等教育機関での教育,発展途上国の委託を受けての職業・技術訓練の実施,(3)科学・技術の2国間交流,(4)美術演劇映画オペラなどの芸術活動の援助,(5)イギリスの出版物,視聴覚資料の提供などを行っている。なお,日本では東京(1953設置)と京都(1954設置)に支部が設けられている。
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百科事典マイペディア の解説

ブリティッシュ・カウンシル

英国文化振興会。英国文化の宣伝・普及と英語教育の促進のため1934年に活動が始められ,1940年勅許状によって公的機関となった。ロンドンの本部を中心に,1995年現在,国内と世界の108ヵ国に196の支部を置いており,日本では東京と京都にある。研究者の学術交流や美術・演劇・映画などの芸術活動に資金を援助するなど幅広い活動を展開している。

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