ブルガルス(その他表記)Bulgarus, Pisanus

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ブルガルス」の意味・わかりやすい解説

ブルガルス
Bulgarus, Pisanus

[生]1100頃.ピサ
[没]1167.1.1? ボローニャ
初期註釈学派の代表的法学者。イルネリウス遺業を大成し,註釈学派の基礎を築いた,いわゆる4博士 (ほかにマルチヌス・ゴシア,フーゴ,ヤコブス) の一人。ボローニャの法学校で教え,ユスチニアヌス帝の『学説彙纂』や『勅法彙纂』に対する注釈その他の著作を通じて後代に大きな影響を与えた。後代の註釈学派の間でブルガルス派とゴシア派すなわちマルチヌス派の対立が生じたが,この対立は,13世紀にブルガルスの系統を継ぐアックルシウスの『標準註釈書』 Glossa Ordinariaによって解消した。神聖ローマ帝国皇帝フリードリヒ1世の最も信頼された法律顧問であった。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む