知恵蔵mini 「ブルーシールド」の解説 ブルーシールド 戦争や災害から文化財を保護するための国際的なシンボルマークで、青い盾(シールド)をかたどっている。第1次、第2次世界大戦で多くの文化財が失われたことから、武力紛争の際に攻撃を差し控えるべき文化財を示すマークとして、1954年にハーグ条約で定められた。96年には、武力紛争だけでなく自然災害も対象とした文化財保護のための非政府組織「ブルーシールド国際委員会(ICBS)」(本部オランダ・ハーグ)が設立された。その後、欧米を中心とした23カ国(2014年時点)にブルーシールド国内委員会が設置され、ICBS の活動を支えている。日本では、東日本大震災で文化財に大きな被害が出たことを教訓に、14年よりブルーシールド国内委員会の設置に向けた動きが始まっている。 (2014-4-10) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報 Sponserd by