ブースフランク・ステル(読み)ブース フランクステル(その他表記)Booth Frank Stelle

20世紀日本人名事典 「ブースフランク・ステル」の解説

ブース フランク・ステル
ブース フランクステル
Booth Frank Stelle

07の実業家



国籍
アメリカ

生年
1881年5月15日

没年
1957年1月29日

出生地
長崎県長崎市

学歴〔年〕
ラトガーズ大学卒

主な受賞名〔年〕
勲三等瑞宝章

経歴
父はのちに横浜フェリス女学院院長を務めた教育者E・ブース。日本の長崎に生まれ、横浜のビクトリア・パブリック・スクールに学んだのちアメリカに渡る。ラドガーズ大学卒業後、日本に戻ってセール・フレーザー商会に勤務。のち日魯漁業が創設されるとその経営に参画し、長く缶詰の製造・輸出に従事して日本の水産業発展に大きく寄与した。太平洋戦争中も日本に留まったが、外国人であるため巣鴨や横浜での収容所生活を余儀なくされた。戦後は日本の再建をはかり、GHQとの交渉に奔走。’57年1月横浜の自宅で強盗に襲われ、死去没後生前功績により勲三等瑞宝章を贈られた。文筆活動も行い、「黄金の土」「来たるべき木材時代」などの著作もある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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