プエンテデルインカ(その他表記)Puente del Inca

デジタル大辞泉 「プエンテデルインカ」の意味・読み・例文・類語

プエンテ‐デル‐インカ(Puente del Inca)

アルゼンチン中西部、メンドーサ州の村。州都メンドーサの西約100キロメートル、チリとの国境近くに位置する。標高2718メートル。南アメリカ最高峰アコンカグアの南東麓にあり、登山拠点となっている。スペイン語で「インカの橋」を意味し、メンドーサ川の支流に架かる、浸食によってできた天然橋に由来する。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プエンテデルインカ」の意味・わかりやすい解説

プエンテデルインカ
Puente del Inca

アルゼンチン中部西寄り,メンドサ州北西端部の村。州都メンドサの西約 100km,チリとの国境に近いアンデス山脈中のアコンカグア山南東麓にあり,メンドサ川最上流部にのぞむ。標高 2718m。小さな村であるが,メンドサからチリへ通じるアンデス横断鉄道とパンアメリカン・ハイウェーが通るため,アンデスの最高峰アコンカグア山 (6959m) をはじめとする周辺の高山や谷への登山・観光基地としてにぎわう。国境のウスパヤタ (クンブレ) 峠にあるキリスト彫像見物に出かける観光客も多い。村名はスペイン語で「インカの橋」の意で,メンドサ川にかかる石灰岩の自然橋に由来。

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世界大百科事典(旧版)内のプエンテデルインカの言及

【ウスパヤタ[峠]】より

…峠には両国の国境における平和を願ってキリスト像が立てられている。アルゼンチン側の最後の集落はメンドサから160kmにあるプエンテ・デル・インカPuente del Incaで,アコンカグア山などアルゼンチン側のアンデスへの登山基地でもある。国境近くのラスクエバスには税関などがある。…

※「プエンテデルインカ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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