天然橋(読み)テンネンキョウ

デジタル大辞泉 「天然橋」の意味・読み・例文・類語

てんねん‐きょう〔‐ケウ〕【天然橋】

流水海水浸食などによってできた橋状の地形帝釈峡たいしゃくきょう雄橋おんばし雌橋めんばしなど。自然橋。

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精選版 日本国語大辞典 「天然橋」の意味・読み・例文・類語

てんねん‐きょう‥ケウ【天然橋】

  1. 〘 名詞 〙 地下水・湖海の波・河流などの浸食、または溶岩などの天然作用によって、岩石が橋の形になったもの。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「天然橋」の意味・わかりやすい解説

天然橋
てんねんきょう
natural bridge

河川水や地下水による浸食によってできた天然の橋状の地形。風食によって形成される場合もある。日本では広島県帝釈峡にあるものが有名。

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世界大百科事典(旧版)内の天然橋の言及

【海食洞】より

…さらに断層,節理,不整合面などがあるために岩石が局部的に弱い所では,波の水圧による打撃,岩の割れ目の中の空気圧の圧縮と膨張,波にはこばれる砂礫による削磨作用などにより,ノッチが特に深くなり,幅にくらべて奥行きの深い洞穴が形成される。これが海食洞で,貫通して両側に開口すると海食洞門や天然橋ができ,さらに洞門の天井がこわされると離れ岩が形成される。海食洞の深さはふつう低潮面下1m内外であり,現在の海面より高い所にある離水海食洞は,過去の海面の位置を示す有力な指標として利用される。…

※「天然橋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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