ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プシハリス」の意味・わかりやすい解説
プシハリス
Psycharis, Ioannis
[没]1929.9.29. パリ
ギリシアの散文作家,言語学者。 1869年にフランスにおもむき,パリ大学を卒業,パリの東洋語学校で現代ギリシア語・文学を講じた。 88年アテネで『私の旅』 To taxidi mouを発表。これは極端な民衆語で書かれており,古典語の重荷から表現手段を解放したという点で画期的な意味をもつ。そのほか『ヤンナリスの夢』 To oneiro tou Iannari (1897) などの小説や戯曲,評論を残した。
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