プリトビチェ湖群国立公園(読み)プリトビチェこぐんこくりつこうえん(その他表記)Plitvice Lakes National Park

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

プリトビチェ湖群国立公園
プリトビチェこぐんこくりつこうえん
Plitvice Lakes National Park

クロアチアの首都ザグレブの南 110kmにある国立公園。 1949年指定,面積 192km2。プリトビチェ川が 16の湖と 92の小滝を形成しながらコラナ川に合流する雄大で珍しい景観を特徴とする。中生代白亜紀の石灰岩地域であるため,高濃度炭酸カルシウム石灰華をつくり,川をせき止めたことにより生み出された自然の芸術作品とたたえられる。湖面の輝きと森の緑の美しさはもとより,クマやオオカミをはじめノロジカ,オオライチョウなど貴重な野生動物や豊富な鳥類の生息地としても有名である。 1979年世界遺産の自然遺産として登録。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む