プロメタジン

化学辞典 第2版 「プロメタジン」の解説

プロメタジン
プロメタジン
promethazine

10-(2-dimethylaminopropyl)phenothiazine.C17H20N2S(284.43).10-フェノチアジンに2-ジメチルアミノプロピルクロリドを反応させてつくる.白色結晶.融点60 ℃,沸点190~192 ℃(0.4 kPa).長期に空気または湿気にさらすと青色になる.塩酸塩は水に易溶,エタノール,クロロホルムに可溶.分解点223 ℃.強力な抗ヒスタミン薬である.鎮静,催眠作用が強い.諸種のアレルギー症,船酔いや車酔い,皮膚掻痒(そうよう)症,パーキンソン症候群に用いる.LD50 400 mg/kg(ラット皮下),5.50 mg/kg(マウス静脈).[CAS 60-87-7][CAS 58-33-3:塩酸塩]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

デジタル大辞泉プラス 「プロメタジン」の解説

プロメタジン

薬に含まれる成分ひとつ抗ヒスタミン剤。乗物酔い防止薬などに含有。

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