イギリスの詩人シェリーの詩劇。四幕。1820年刊。アイスキロスの『縛られたプロメテウス』に基づいているが、この人類の擁護者が原作のように妥協をせず、どこまでも秘密を明かさないため、ついに圧制者ゼウスは奈落(ならく)に落ち、地上に愛と自由の理想郷が実現するというテーマ。社会改革の理想がプロメテウス神話という絶好の媒体を得て、宇宙論的な広がりと奥行をもつ壮大な叙事詩に結晶したもので、シェリーの想像力の特質が余すところなく生かされている。
[上島建吉]
『石川重俊訳『縛を解かれたプロミーシュース』(岩波文庫)』
菊の節供,九月節供,重九 (ちょうく) ともいう。五節供の一つ。旧暦9月9日の節供で,奈良時代より,宮中では天皇が紫宸殿に出御し,群臣に宴を賜わり詩歌文章をつくらせる菊花の宴が行われ,年中行事となった...